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マリアの腰帯

   こんばんは、

   結構、時間が空いてしまいました、、

     それでも、もうすこし聖母マリアを続けます、、

 

     まずは、再登場(2012.3.15)のフレスコ画、

 

       

                                from: ART PRINTS ON DEMAND COM

 

       フィリッポ・リッピ(1406-69)の「サロメ」

        片足で立ってダンスを踊っています、、

        思うに数多ある「サロメ」のなかでも最も可憐なもの??

 

   さて、このフレスコ画がある、プラートの大聖堂、

 

      

                                   from:Wikipedia

 

         ここに、もうひとつお宝がありまして、、

 

            

                                 from: STAMP Tscana

 

    ケースのなかに、帯(布製ベルト)のようなものが入っています、

    14世紀頃にこの街にもたらされた、聖母マリアの腰帯です、

    

      この由来は、、

 

      

                  from: Wikipedia

 

        パルマ・ヴェッキョ(1480-1528)

                 「聖母被昇天」1512-14年頃、ヴェネツィア・アカデミア美術館

 

     天に昇ってゆくマリアの手元に紐のようなものが、、

     これが、マリアの腰帯になります、、

 

      この話の主人公はキリスト12人弟子のひとり、聖トマス、、

      彼はインド?へ宣教していたため聖母の昇天に間に合わず、、

        彼、キリスト復活の際も、実際にイエスと対面し、

        磔刑時についた槍痕を見るまではそれを信じなかった

        という経緯がありまして、(2014.4.4.記)

 

          新約聖書ヨハネ福音書20.25

 

           「12弟子のひとりで、デドモとよばれているトマスは、イエスが

           こられとき(復活して)、彼らと一緒にいなかった。他の弟子たちが

           彼に「わたしたちは主にお目にかかった」と言うと、トマスは彼らに

           言った、「わたしは、その手に釘あとを見、わたしの指をその釘あとに

           さしいれ、また、わたしの手をそのわきにさし入れてみなければ、

           決して信じない」。

           8日ののち、イエスの弟子たちはまた家の内におり、トマスも一緒に

           いた、戸はみな閉ざされていたが、イエスが入ってこられ、中に立って

           「安かれ」と言われた。それからトマスに言われた、「あなたの指を

           ここにつけて、わたしの手をみなさい。手をのばしてわたしのわきに

           さし入れてみなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。

           トマスはイエスに答えていった。「わが主よ、わが神よ」。イエスは

           彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか、見ないで

           信ずるものは、さいわいである」。

 

        それゆえ「疑い深いトマス」という呼び名まであります、、

 

      このことを思ったマリアが、トマスのために腰帯を天から落とす、

      というもの、、

 

         

 

      このトマスについては、謎が多く(あまり資料がなく)、

      インドで建築家と偽って、王に仕え、大金を手にして、

      それをことごとく貧しい人々に喜捨し、、

      最後は異教徒に槍・剣で刺されて殉教したとか、、

                                             、、、、

 

 

    さて、この「トマス」を描いた ラ・トゥール(1593-1652)の作品が2枚ありまして、、

 

      

          東京、国立西洋美術館蔵 1623年頃作  

                                          from:wikiart

 

          もう一枚は ルーヴルに、、

 

      

          1632−35年頃作  from:wikimedia commons

 

          二人ともが手にする槍、

          自らもそれに刺しつらぬかれ、

          イエスの傷痕をも思い浮かばせます、、

 

 

     ルネサンス期の甘美さからはほど遠く、、

     斜め上からの視線と、すさまじいまでの描写力で見るものを圧倒します、

     このふたりの眼差しは、何に向けられているのでしょう、、

     「トマス」という人物をとおして、画家は何を表現しようとしたのでしょう、

                、、、、

 

       この画家、今世紀になるまで、まったく忘れられていまして、

                、、、、

 

       いまでは、彼の名が存在しなかったこのなど、

       考えられもしないのですが、、

                、、、、

 

 

 

    

       さてさて、すでに時間がせまっています、、

       何もかもが途中ですが、「つづく」としまして

       今日はこのへんで、、

 

     

           参考文献

             以前からのものに加えて、

             ウォラギネ「黄金伝説全4巻」平凡社

             高階秀爾「フランス絵画史」講談社学術文庫

      

 

    


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  • 2017.10.04 Wednesday
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